例年より遅いインフルエンザの流行入りが発表されて、今が体調管理に気をつけなければいけない時期のピークになりました。体調管理はしっかりされていますでしょうか、どうもSHIBAです。
インフルエンザの予防対策としては、正しい手洗いを行うこと、人混みを避けること、湿度を保つこと、そしてワクチンの接種などがあります。
しかし僕が思うに、一番大事なのは免疫力のUPではないでしょうか。
ドラクエで例えると、味方が敵にやられないためには、やくそう(薬)を買い込んだり、洞窟(乾燥)を避けたり、防具(ワクチン)を装備したり、いろいろ手段はありますが、なにより自分自身のレベルアップでHPや各ステータスを上げること(免疫力UP)が一番大事ですよね(どんな例えや)
言うなれば、外部環境よりも内部環境が重要かと。
しかもインフルエンザウイルスはラスボスなみに強力な相手ですから。どんな有利な外部環境を整えても「いてつく波動」で無効化されるかもしれませんよ(笑)
ちなみに、いくら免疫力を高めても、インフルエンザにかかる場合があります。
インフルエンザの病原体はインフルエンザウイルスのみで、その年に流行するウイルスの型に合った抗体を体内に持ち合わせていないと免疫力の高さとは関係なく感染してしまいます。
だからワクチンの存在が大きいわけですが、では免疫力を高めても無駄かというとそうではありません。
インフルエンザに感染すると体力が下がり免疫力が低下します。そうなると他の病原体の感染も許してしまいます。
重症化して最悪の場合は肺炎などを起こしかねません。
インフルエンザの診断が下ったときに、インフルエンザウイルスには効果の無いはずの抗生物質を投与することがあるのはそのためです。
●睡眠は免疫力を高める
ということで、ふだんから免疫力を高めておくことは大切なことなわけですが、
ひとくちに免疫力を高めるといってもどうすれば良いか?
真っ先に思い浮かべるのは食事からの栄養摂取かもしれませんが、
一番手っ取り早いのは「睡眠」かもしれません。
体調が良くないとき、いろいろな健康法で対処することがあるかと思いますが、
なんだかんだいって「安静にするのが一番」ですよね。
この「安静にする」という行為。一見何もしていないだけに思われますが、実はこの間に免疫力が活性化されています。
つまり「安静にする」というのは、悪い症状が過ぎ去るのを待っている消極的な行為ではなく、むしろ免疫力を高めて回復を早めようとする積極的な行為なんです。
だから睡眠は免疫力を高めるのに効果的なんですね。
●腸と睡眠の関係
人の体を守ってくれる免疫細胞の70%は腸にあると言われています。
だから免疫力を高めるためには腸内環境がとても重要になります。
腸内環境を整えているのは腸内細菌叢(腸内フローラ)です。最近よく耳にするようになりましたね。
腸内細菌叢のバランスによって我々の健康状態が左右されます。
便秘になれば免疫力が下がるのも頷けますね。
ところで腸が活発な時間帯っていつかご存知でしょうか。
意外かもしれませんが、腸が活発な時間帯は深夜なんです。
それは何故かといえば、腸の活動は副交感神経によって促進されるから。
●「副交感神経の働く時間」=「腸の活発な時間」
自律神経は交感神経と副交感神経のバランスによって制御されています。
交感神経は興奮時、例えば運動や緊張している時に働きます。
交感神経が優位な時は、瞳孔は拡張し、血管は縮小し、心拍数は上がります。戦闘態勢になっている時をイメージすれば理解しやすいのが交感神経です。
このように、いろいろな部位が活発化させるのが交感神経ですが、腸などの消化管運動においては逆に抑制されます。
戦闘態勢の時は消化している場合ではありませんからね。
そういうわけで、腸などの消化管運動は交感神経ではなく副交感神経が働いている時に促進されます。
つまり、「副交感神経の働く時間」=「腸の活発な時間」 となります。
ヒトの体内リズムを考えると分かりやすいのですが、基本的に起きて活動をしている時間帯は交感神経が働き、体が休んでいる時間帯は副交感神経が働いています。
なので、睡眠している時間帯こそが副交感神経が働き、それによって腸が活発になり、結果として免疫力が高まるという方程式ができるんですね。
朝、起床後に排便ができるような規則正しい生活リズムは、腸内環境が良い証拠だということでもあります。
夜更かしをするような不規則な生活リズムでは、副交感神経が働く時間が不足して腸内環境が悪くなりますから、便秘がちな人や風邪をひきやすい人は身に覚えがないか注意してみましょう。
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(冷えも大敵です SHIBA)