三寒四温の日々もようやく終わり、いっそう春らしくなりました、どうもSHIBAです。
ところで、
お風呂の温度を冬は熱めに、夏は温めにされてる人は多いのではないでしょうか。
あまり気にすることは無いかもしれませんが、
お風呂の温度って健康と関係があって、結構重要なんですよ。
でも熱い風呂が好きな人、温めが好きな人と好みは様々。
結局適温は何度?
と疑問に感じるのも無理はありません。
実のところ、何度がベストかなんて
その時その状況によって違うものなんです。
一般にお風呂の温熱効果は40℃を境に変わるといわれています。
まあ個人差はあるだろうから一概に何度とは言えないとは思いますが(平熱だって個人差があるので)
なので、目安としては
熱い(42℃以上)・やや温い(40℃~41℃)・温い(38℃~39℃)
に分けて判断すると良いと思います。
基本的には熱い(42℃以上)は身体によくありません。
というのは熱い温度は交感神経を刺激してしまって自律神経のバランスを崩してしまうから。
交感神経が優位になり過ぎるといろいろ障害があるので注意が必要です。
詳しくは
『【健康】 乾燥肌の入浴法 ~長湯はNG~』 参照
『【健康】 花粉症の入浴法 ~湯気と温度~』 参照
『【健康】 高血圧の入浴法 ~副交感神経を高めることを心掛ける~』 参照
ただし、入浴後も仕事を続けなければならない時、もしくは朝風呂の場合は、
42℃のシャワーや湯船で短い時間サッと刺激してあげると身体がシャキッと目覚めて効果的です。
逆に温い(38℃~39℃)と副交感神経が優位になって心身ともにリラックスモードに入ります。
僕はお風呂の一番の効果はリラックスすることだと思っているので、
個人的にはこのくらいが適温です。
眠りの質も高くなりますよ。
『【健康】 お風呂の一番の効果(前編)』 参照
『【健康】 お風呂の一番の効果(後編)』 参照
ではやや温い(40℃~41℃)はどんな時に向いているか。
それは身体が疲れている時。
肩や腰がコっているな、と感じる場合はやや温めで血流を促進させると効果的です。
当然ですが半身浴より全身浴。
マッサージやストレッチなども一緒に合わせるとよりベスト。
さて、冷え性の人にとっての適温は?というと・・・
身体が冷えているんだから熱めの方が良いと思われるかもしれませんが、実はコレ逆効果。
人間の身体は外部から温めても、一時的なものでしかなくあまり効果がありません。
体温調節が上手く機能していないために冷え性になるわけなので、
冷え性を解決するには体温調節が正常に機能することが肝心です。
で、その体温調節は自律神経のバランスと深い関係があると言われています。
ということは?
熱めのお風呂だと交感神経が刺激されますよね。
これで交感神経が優位になり自律神経のバランスが乱れてしまうので逆効果だということ。
冷え性だからといって、熱い風呂に入る必要はありません。
気分転換が目的か(熱め)
血行促進が目的か(やや温め)
リラックスが目的か(温め)
それぞれの用途に応じた温度でお風呂を活用しましょう。
(胃酸の出過ぎで胸やけをする場合は熱めが効果的 SHIBA)