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イスラム教に対する偏見問題について(前編)

どうもSHIBAです。

「イスラム国」の一連の報道を観ていると、
各メディアがその呼称に頭を悩ましていることが凄く伝わってきます。

ISISと呼ぶメディアもあれば、自民党はISILと表現しています。

NHKは「イスラム国」からイスラミックステートへと表現を変更しました。

どれも同じ「イスラム国」を意味しますが、ムスリム(イスラム教徒)に対して偏見を招く表現だということで、適切ではないという判断からそうなったわけですが。

誤解されないための配慮とはいえ、
それもこれも日本人がイスラム教に対して、
というか宗教そのものに対してあまりにも無知であることに原因があるんだと思います。

「イスラム国」は当事者が勝手に自称している表現であって正確には「イスラムの国」ではないのだから「イスラム国」と表現するのはおかしいとか、だからISのほうが良いとか、いやいやイスラミックステートでしょ、などと表面的な言葉いじりをするのもどうなのか。

そんなことで誤解するなら情報リテラシーの努力不足なだけじゃんと思うんですが、団体名にイスラムという名前が使われていただけで口座が開けなかった地銀が実際にあったわけですからね。

勘違いする人が多くいるのなら、やはり予防するという意味でも呼称を変更するのは仕方ないことなのでしょう。
トルコ政府からも「イスラム国」は止めてほしいと依頼があったようですし。

やっぱりね。こういうのは日本人が宗教というものに無知過ぎるのが問題なのではないでしょうか。

日本が国際社会で立ち回るためにはもっと相手を理解する、尊重する必要があるはずです。

ですので宗教学を義務教育の教科にするべきだと思います。
信仰心を持たせるためではなく、教養として。


宗教に対する正しい知識を身につけていれば「イスラム国」へ参加しようとしたり、オウム真理教へ走ったりすることは無い筈なんですが・・・


宗教に対する教養があれば「イスラム国」を「イスラムの国」と誤解するような問題は起きなかったんじゃないかな?

米国と聞いて「米の国」と誤解する人はいないでしょ?

(最後の例えは違うか・・・ SHIBA)