三度の飯より夜食が好き、どうもSHIBAです。
免疫力を高める食品は作用別にいくつかに分類できます。
ここでは主な6つを紹介します。
●整腸作用のある食品
免疫力を高めるうえで、腸の働きを整えることは基本中の基本。
なぜ腸の働きが免疫力と関係するのか?
実は人の腸内には、100を超える種類の菌が約100兆個も生息しているのですが、
健康にとって有用な働きをする「善玉菌」と悪影響を与える「悪玉菌」、どちらつかずの「日和見菌」とに分けられます。
乳酸菌やビフィズス菌に代表される善玉菌は、腸の働きを助ける作用がある他、悪玉菌が棲みにくい酸性の環境を作ります。
悪玉菌は毒素を作り出し腸にダメージを与え、免疫力を低下させ、かつ腸内をアルカリ性にして繁殖します。
日和見菌はその名のとおり、善玉と悪玉の優勢な方に味方する僕みたいな性格です。え?
また、1073R-1という乳酸菌には、インフルエンザや風邪のウィルスを攻撃する働きがあるNK(ナチュラルキラー)細胞を活性化する効果があることが明らかになりました。
一時期、この乳酸菌が含まれるヨーグルトが話題になって品薄になったことは記憶に新しいですね。
●免疫細胞を育てる食品
そもそも免疫細胞とは何なのか?ということですが、
免疫細胞は血液中の白血球に存在し、おもにタンパク質からできています。
なので良質なタンパク質を摂ることは免疫細胞を育てることになります。
●血行を促進する食品
血行が悪くなると身体の各所に熱を運べなくなり体温が下がります。
体温が1℃下がると免疫力は30%低下すると言われています。
血行が良くなれば体温が上がるだけでなく、栄養素が体の隅々まで行き渡りますから、当然免疫力は高まります。
血をサラサラにする食品、または代謝を促して体温を上げる食品が効果的です。
●粘膜を保護する食品
口やのど、鼻などにある粘膜は、有害物質から身体を守る最初の防波堤です。
粘膜を強化すれば、細菌やウイルスの侵入を防ぐことができ、
免疫細胞の負担を軽くすることに繋がります。
●唾液を出す食品
よく噛むという行為は消化を助け、腸の免疫細胞への負担を軽くします。
また、よく噛むことで唾液(だえき)が分泌されますが、唾液自身にも抗菌作用があり、感染症から身を守ることに繋がっています。
昔から、子供のちょっとしたすり傷などに「唾でもつけておきなさい」と言ったり、
動物が傷口を舐めたりする行為にはちゃんと根拠のあることだったわけです。
また、歯が虫歯になるのを防いでいるのも唾液のおかげです。
つまり唾液の分泌が悪いと虫歯になりやすいということです。
だからといってヨダレだらぁ~と垂らしている奴を見て「アイツ免疫力高そうだなぁ」とは思わないけどね。
ちなみに唾液を出す食品て何かというと、ゴボウのように固いなど、よく噛む必要のある食品です。
●抗酸化作用のある食品
「抗酸化作用」という言葉は覚えていた方が良いかもしれません。
これからどんどん注目される言葉になると思います。
抗酸化作用とは身体の細胞が酸化して壊れるのを防ぐ作用のこと。
実は人間の体もサビるんですよ。
人は酸素を取り込んでエネルギーを作り出しますが、その酸素の一部は化学変化をおこし、「活性酸素」に変わります。
私たちの身体は年齢とともに老化しますが、それは活性酸素によって酸化し、金属の錆のように細胞が錆びていくことなのです。
抗酸化作用とは、活性酸素の発生を抑えたり、活性酸素による酸化の力を弱めたり、傷ついた細胞を修復したりと役割は多岐にわたります。
また抗酸化作用のある栄養素はタンパク質やビタミン類などいりいろあり、最近ではファイトケミカルが注目されています。
ファイトケミカルは炭水化物やタンパク質のような栄養素ではなく、機能性成分に分類されます。
ひとくちにファイトケミカルといっても、様々な成分があり、
有名なところでは赤ワインで話題になったポリフェノール、
そのポリフェノールにもいろいろあり、緑茶に含まれるカテキンはポリフェノールの一種。
緑黄色野菜のβカロテン、大豆のイソフラボンやトマトのリコピンなどこれ全部ファイトケミカル。
このように免疫力を高める食品は多いので、食事は免疫力を高める良い機会でもあります。
(昔βカロテンのことカロチンと呼んでいたよね SHIBA)