どうもSHIBAです。
いきなりですが、水分の摂り過ぎが場合によっては熱中症の原因になるって聞いたことありますでしょうか。
はぁぁ?頭おかしいんじゃねえの?
と思われるかもしれませんが、痙攣することもあるんですって。
ひとくちに熱中症といっても、いくつかの症状があります。
その中のひとつに「熱けいれん」というのがあってですね。
これは塩分の不足が引き起こす熱中症です。
ちなみに、よく似た名前の「熱性けいれん」とは違います(小児に多い症状)
熱けいれんの原因は、大量の発汗後に水分だけを補給して、塩分やミネラルが不足した場合に発生すると言われています。
突然痙攣を起こすことのある症状ですが、体温は正常であることが多く、水分もしっかり摂っているので、これが熱中症だとは気付きにくいかもしれません。
しかしなぜ水分は足りているのに塩分が不足するだけで痙攣しちゃうんでしょうか。
確かに熱中症対策として水分だけではなく「塩分も補給しましょう」と言われていますよね。
この謎を理解するには、水と塩分の関係を知る必要があります。
塩分はナトリウムとして身体には必要な成分です。
電解質という言葉を聞いたことがあるでしょう。電解質は電気を通すという意味で、ナトリウムは電解質として筋肉の収縮や神経の伝達などの働きをしています。
体内には一定のナトリウム濃度が保たれています。
血中のナトリウムが多いと身体は濃度を薄めようと水分を欲します。塩辛い物を食べると喉が渇くでしょ。
で、水分を摂り過ぎるとその分、血液の量が増えるので血管にかかる圧が強くなります(高血圧)
逆に、血中のナトリウムが少なすぎると、濃度を増やすために水分を排出して濃度を保とうとします。
場合によっては脱水症状を引き起こします。
例えば、大量に発汗すると水分とナトリウムを失うことになります。
この時、脱水症状にならぬよう水分だけを補給すれば、ナトリウム濃度は薄くなることに。
そして血中のナトリウム濃度を保とうと筋肉などの細胞内のナトリウムが血中へ奪われます。
ナトリウム濃度が低いと(低ナトリウム血症)、筋肉の収縮に必要なナトリウムが不足しているので上手く筋肉などが働きません。
筋肉を動かすための神経伝達が働かず、勝手に痙攣を起こす。これが熱けいれんです。
このように水分だけでなく塩分も補給することが大事だということがよく分かりますね。
水分だけ補給すると、場合によっては逆効果になることも。
塩分の補給にはみそ汁が有効とのこと。水分と塩分のバランスが良いんだって。
塩分は健康に悪いから、と言って徹底的に減塩するのは体に悪いですよ。
健康オタクほどやっちゃいそうですよね。
ほら、なんでも「熱中」し過ぎるから。
(実はスポーツドリンクは微妙 SHIBA)